開幕節柏レイソル戦を終えて、今年はどうなるんでしょうね。
まず開幕戦のメンバーは、前年をベースに前線にマルコ・トゥーリオ選手、左SBに鈴木冬一選手を起用し、若手の平賀、安齋選手をサブに入れるあたりに曺監督らしさが見られた構成となった。
試合内容は「我慢比べのような試合」と曺監督が試合後に表現したが、個人的には攻め手がなく受け身になり、失点してからのドタバタ劇という前年との変化のなさに、不安が残る試合に感じた。
安齋選手のデビュー戦劇的同点弾は喜ばしいが、これでいいのか?と。
柏のサヴィオ選手のシュートはスーパーだったが、福田選手はあと一歩、二歩詰められなかったのか?
雨でピッチコンディションが悪く、前線に放り込むなら、前線のセンターは山崎選手に早めに切り替えても良かったのでは?
安齋選手のゴールは素晴らしいが、レイソルが試合終盤に失点するのは昨年もよくみたシーンであり、勝たなければならない相手だったのでは?
と、いろいろ問いたい。
結果だけを見れば、負け試合を引き分けにでき、さらには安齋選手の劇的ゴールと平賀選手の躍動感で最初の80分が薄らいでいるが、この試合運びで2024シーズンを戦っていくのかと思うと、先が思いやられる試合となった。
曺監督のインタビューでの、「去年の開幕戦と比べれば、戦う気持ちやファイティングスピリットは見違えるようによくなった」という部分は共感できる。
去年の開幕戦と比べれば、今年のチームはある程度J1でできるチームだという自信やリーグへの慣れのようなものを感じた。
ただサポーターが求めるテンションはそんなレベルではない!
柏戦のラスト10分の勢いや熱さであり、そこにフットボールの魅力があると信じている。
置かれた立場や状況、試合展開に関係なく、安齋選手や平賀選手のような気合いに満ちたチームを見せてほしい。
と、うだうだ書いてきたが、柏戦はアウェイの初戦でありピッチコンディションも雨。
ホーム開幕戦の湘南ベルマーレ戦で、今年のサンガは過去最強のサンガを目指すに値するチームだと示してほしい。